Dear わたし。こんにちは。
「人生100年時代」と言われていますが、実際のところはどうなのでしょう?そして、健康寿命は70歳と言われています。
今回は、私が日々意識している健康のことをエピソードを交えながらシェアしたいと思います。
エンプティフード
エンプティフードとは、「エンプティ=空っぽ」の意味から「カロリーがない」という良いイメージを持たれることも多いのですが、「カロリーは高いのにもかかわらず、ミネラルなどからだに必要な他の栄養素が空っぽ」という実際の意味は全く逆の悪い食品を指す用語です。
学生の頃に、友達が栄養失調になって点滴を打っていたことがありました。点滴を打つなんてよっぽどですよね。友達はコンビニでアルバイトをしていたので、廃棄になるお弁当などをほぼ毎日のように食べていたそうです。
その出来事のすぐ後のこと。栄養学の授業で、先生が「こんなに食べ物が豊富な時代に栄養失調になるなんてありえない…」という話をしたんですね。なんというタイミング!思わず友達と顔を見合わせて笑ったのを思い出します。「栄養失調になった生徒がここにいます」なんて、先生には絶対に言えません。
栄養学をちゃんと理解していたわけではありませんが、そんな時代でもコンビニのものばかりを食べていると〝 栄養失調になる 〟という大きな学びを得ました。
さらに時代は進み、手軽に食べられるものが増えた便利な世の中になりました。それと同時に、あの頃よりももっといろんな食べ物の栄養価が低くなって、エンプティフードも増えているように思います。
栄養のある食べ物やエネルギーが高い食べ物は、そんなにたくさんは食べられない。そんな話を聞いたこともあります。
体は食べたものでできている
「私たちの体は食べたものでできている」そのままの意味ですね。
食べられれば何でもOK!なのではなく、食べるものを賢く選んでいかないといけない時代なのかなと感じています。
食べられれば何でもOK!だった過去の私は、不調続きで酷い肌荒れにも悩まされていました。お腹が痛かったり緩いのは日常で、体質なんだと思っていたくらい。
それが、食べるものを変えるようになってから腹痛がなくなったんですよね。これには驚きました。生まれ持った体質だと思っていたけれど、〝 継続することで体質改善ができる 〟ということです。徐々に肌荒れも治っていったので、食べ物の力を身をもって感じています。
食べるものを変えたからと言って、すぐに効果が出るわけではありません。それぞれの腸の状況にもよりますが、私の場合は数年かかりました。ものすごく腸が汚れていたと自負しています。
腸を水槽にたとえてみるとわかりやすいです。
何を食べるかを気にする前に、何を食べないかがとても重要です。まずは、引き算してみる。健康貯金はもちろん、美容貯金にもなるので一石二鳥です。
ピンピンコロリ
ピンピンコロリとは、病気に苦しまず元気に長生きして、寝たきりにもならず、ある日コロリと死ぬということです。略してPPKという。
御年94歳になる理容師の水口さんのお話です。
よ〜いドン!という番組に出演していて、私はたまたま観ていたんですね。お孫さんと一緒に現役で働いているという元気なお爺ちゃんで、「となりの人間国宝さん」に選ばれてとてもうれしそうでした。
その1年後くらいだったかな?再び取材に訪れたとき、そこに水口さんの姿はありませんでした。番組に出た数ヶ月後のある朝、いつものように起きてこなかったので奥様が見に行ったら、ベットの上で安らかに眠っていたそうです。
仕事をしながら元気に過ごしていたのに、ある日突然楽に亡くなる。これがまさに、ピンピンコロリです。
そして、水口さんは「となりの人間国宝さん」に選ばれたことを〝 国に認められた 〟と思っていたそうなんです。また、お孫さんに自分の代わりに式典に行ってほしいと伝えていたり、自分が出た番組をうれしそうに何度も観ていたそうです。
このお話を聞いて私は思ったんです。
人生の使命を終えたときに息を引き取るのだと。
その人にとってベストなタイミングで、ベストな状態が起こる。今回の出来事は、そんな風にも感じました。
食べることは、生きること。
生きることは、命を使うこと。
コツコツと健康貯金をしながら、好きなことを思いっきり楽しむ人生でありたいです。
reika